基本的には賃貸経営にあたり、不動産会社に委託するのが良いといわれます。
ただし一部の業務は、継続的に委託するのではなくて、業務が発生する都度、委託することもできます。
またオーナー(とその家族)が自ら一部の業務を行うこともできます。
賃貸住宅の管理運営業務は、大きく分けると3つあり、入居者募集、入居者管理、建物管理に分かれます。
入居者募集には入居者を選ぶノウハウや、入居者募集のための広告が必要になってくるので、オーナー自らが個人的に行うことは難しいと言われ、信頼できる不動産会社に委託する方が効率的とも言われます。
ただ不動産会社に委託する場合、オーナー側はもちろん委託料を払う必要が出てきますし、入居者側も家賃1ヶ月弱分の仲介手数料が発生してきます。オーナーが独自に集客することができれば、オーナー側も入居者側にも負担が少なくなり、「仲介手数料なし」ということを宣伝として加えることも出来ます。
ちなみに入居者管理については、不動産会社に委託することが多いです。建物管理は清掃業務についてはオーナー自ら行うこともできるでしょう。
賃貸住宅経営では、業務に専従する生計を同じにする家族に支払う給与が青色申告専従者給与として、所得税の計算上、収入から給与を全額控除できるという青色専従者控除の特典があります。この青色専従者控除の趣旨から言っても、清掃等の簡単な業務をオーナー及びご家族で行うことができるのであれば、そのほうが税務上有利になるでしょう。
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